【麺ロード】手打ちそば杉田(佐野)

【麺ロード】手打ちそば杉田(佐野)

 「なんでそば屋だったんだろう」と笑顔を見せながら豪快に話すのは、店主の杉田則雄(すぎたのりお)さん(69)。何か商売をやりたいという思いで、30代に一念発起。特別な理由はなく、農家からそば職人に転身したという。

 川崎市出身の杉田さんは東京都で5年ほど修業し、益子町のそば屋で店長を務め、修業時代の縁から佐野の地で1993年から店を構える。

 自慢のそばは、石臼でひいた北海道産の玄そばを使用した手打ちの三七そば。比較的細めに切り、喉越し良く食べやすいそばは、箸がよく進む。定番は、湯がいた大根をそばの太さに合わせて千切りにした佐野名物「大根そば」(税込み800円)。鹿沼市の名物「ニラそば」がセットの「佐野・鹿沼の味くらべ」(同900円)も人気の一品だ。

 修業時代から変わらないつゆは、本節とわずかな調味料で作り、若干濃いめの味が大根そばやニラそばに合う。このほか「きのこおろしそば」(同950円)や「冷しぶっかけそば」(同950円)などメニューも豊富。また店では随時、「そば打ち教室」を開催し、希望者にそばの魅力を伝えている。

 「少しでもうまかったと言って、満足してくれるよう頑張っています」と謙虚さをにじませた。

 ◆メモ 佐野市赤坂町953の11。午前11時半~午後2時半(ラストオーダーは2時)。木曜定休。(問)0283・21・4781。