【ちょっと一杯】 佐野の酒好きが集う店 手打そば あら川

 【ちょっと一杯】 佐野の酒好きが集う店 手打そば あら川

 佐野駅北口そばの線路沿い。そばという看板を掲げてはいるが、夜になると佐野の酒好きが集う。

 主人の荒川勝司(あらかわかつじ)さん(70)は49歳の時、脱サラ。サラリーマン時代に食べ歩いた経験を生かし、開店した。修業もせずに独学で始めた店は、いろいろなものを食べてほしいとの思いからそば以外のメニューが増えていった。

 1番の売りはマグロの刺し身。毎朝、小山市の県南市場に真っ先に行って、生きの良い魚を調達する。「客の入りが良いので、毎日新鮮なものを出せる」と荒川さん。

 もちろんそばも、手抜きはない。栃木市小野寺地区のそば粉を使い、丁寧に打つ。「少ないのは食べた気がしない」と、1人前が普通の2倍の量だが、味は1級品。1日10食限定の10割そばも好評だ。そのほか、四季折々に旬の野菜や海産物を提供する。

 奇をてらったものは、あまりないが、メニューすべてに、こだわりがある。

 佐野市若松町336▽営業時間 午後5時30分~10時(ラストオーダーは9時45分)▽定休日 月曜と第3火曜日▽(問)0283・21・4090。