大田原の市街地から少し離れた店。いれたてのコーヒーの香りやミルで豆をひく音が心地よい雰囲気をつくり出している。
店主の安田準(やすだじゅん)さん(36)が焙煎(ばいせん)し、販売している豆はオリジナルブレンドも含め約20種類。100グラム630~1570円と値段の幅は広いが、店内では、ドリップコーヒーとしてどれも1杯350円で楽しめる。
「値段を気にせずにいろいろな味を味わってもらいたい」との思いが込められている。
一番人気のコトリブレンド(100グラム790円)は甘みとコクを重視した味。「苦味だけでないコーヒーの味を伝えたい。フルーティーな感じも伝わるように」と仕上げた自信作だ。
安田さんは20歳のころ、いろいろな種類のコーヒーが楽しめる店に出合い、コーヒーの魅力にとりつかれた。その後、働きながらセミナーに通うなどして焙煎技術を学び、昨年2月に店をオープンさせた。
店内ではコーヒー以外のドリンクやカレーなど食事も提供している。
「コーヒーだけでなく、お客さんが好きなように楽しんでもらえる店でありたい」と話している。
◇メモ 大田原市中田原636の1。午前10時~午後6時。木曜定休。(問)0287・48・7980。