【続・北の味めぐり】ゆばトマトらーめん まるひで食堂(日光)

【続・北の味めぐり】ゆばトマトらーめん まるひで食堂(日光)

 世界遺産「日光の社寺」西側の西参道入り口付近で戦前から営業を続ける老舗食堂。現在の建物は1953年に増築されたもので、店構えや内装には、どこか懐かしい昭和の雰囲気が漂う。

 お薦めは「ゆばトマトらーめん」(税込み950円)。鶏がらとかつお節がベースのだしにチャーシューの煮だれを足し、ホールトマトを入れたスープは真っ赤。和の風味も引き立てる強過ぎない酸味が食欲をそそる。

 食感にアクセントを加えているのが、たっぷりの湯波。生の状態とひと味違う適度な歯応えを出すため、油で揚げた後、熱湯にくぐらせて冷水でしめる。

 中華丼風の「ミニゆば丼」と湯波の刺し身が付いたセット(同1370円)にすると、かなりのボリュームだ。

 今ではゆばトマトらーめんを目当てに訪れる客も増え、通信販売も開始。3代目の手塚津好(てづかつよし)さん(51)は「無理に背伸びしておしゃれなカフェや高級店に対抗しても意味はない。ここでしか食べられないメニューを作り出すことでオンリーワンの店を目指したい」と意気込んでいる。

 ◇メモ 日光市安川町10の24。午前8時半~午後5時。無休。(問)0288・54・0250。