【この店この逸品】「いちごのフラン」  おやつ工房LepetitChevreuse(ル・プチ・シュブルーズ)(市貝)

 皿状のタルト生地に流し込んだしっとりしたクリームが特徴の焼き菓子「フラン」。フランスでは庶民的な菓子として広く親しまれており、店主の横山由美(よこやまゆみ)さん(47)は「季節感のあるお菓子を作りたい」と旬の果物を焼き込んだフランを手作りしている。

 この冬のお薦めは、市貝産のとちおとめをあしらった「いちごのフラン」。直径8センチほどのサブレ生地に卵や生クリーム、砂糖などを合わせた液を流し入れ、イチゴを乗せてさらに約20分焼き上げる。サクサクの生地と甘さを抑えたなめらかなクリームが対照的な食感で、イチゴの酸味がほどよいアクセントになっている。

 「焼くことで果物の香りや味が凝縮されるのが焼き菓子の魅力です」と横山さん。材料にこだわり、フランス菓子に不可欠なバターは香り豊かな発酵バターを使用。国産で無農薬栽培した小麦粉や果物のほか、ミネラルなどが豊富なてん菜糖やきび砂糖を選んだ。

 2008年に開店。店名は横山さんが以前に住んだパリ郊外の町名から採った。店内には10種類程度の焼き菓子とフランス雑貨が並んでいる。(柴山英紀(しばやまひでき))

 ◇メモ 「いちごのフラン」は280円(税込み)▽市貝町上根751の16▽(問)0285・68・5355▽営業時間 午前11時~午後4時(水曜は6時)▽定休日 月・火・土・日曜日