【この店この逸品】「リトルスノー膳」 リトルスノー(上三川)

 外観はペンションのようなログハウス。店の中は暖炉に天窓と、まるで童話の登場人物になったような気分が味わえる。

 店名が付けられた御膳のメーンはビーフシチュー。牛肉はスプーンでほぐれるほど柔らかいが、口に入れればしっかりと歯応えを感じられる絶妙な食感で、肉のうまみや甘みとともにほのかに広がる酸味が爽やかだ。

 ビーフシチューは牛の肩肉を切ってからソテーし、トマトペーストやニンジン、セロリ、赤ワインなどと一緒に大きな鍋で約8時間煮込む。さらに一晩寝かせることで、味に深みが増すという。

 店舗はオーナーシェフ中三川守弘(なかみかわもりひろ)さん(57)が修業時代を過ごした長野県のログハウスをイメージし、約1年かけて自ら建築。店名も妻小幸(こゆき)さん(57)の名前を“英訳”して付けるなど、遊び心がある。

 開店は1989年。守弘さんは「若いころは勢いで突っ走っていた。当時も今も、おいしい料理を丁寧に作ろうという思いは変わらない」。宴会では客の性別や食の好みなどに合わせて料理を提供。細やかな気配りも魅力だ。

 ◇メモ リトルスノー膳は1300円(税込み)▽上三川町しらさぎ1の21の1▽(問)0285・56・7796▽営業時間 午前11時半~午後2時、同5~9時▽月曜定休(予約の場合は営業)