【続 北の味めぐり】焼き菓子「愛月」 愛月堂本舗(那須塩原)

【続 北の味めぐり】焼き菓子「愛月」 愛月堂本舗(那須塩原)

 県北3市に7店を展開する老舗の和菓子店。国産もち米ときび粉を使った「那須五峰餅」や「五峰もちもちロール」は県北地域の名物土産として定着した。

 創業111年を迎えたことし5月、新商品の焼き菓子「愛月(あいげつ)」(130円)の販売を開始した。「ふんわり焼き上げたカステラ風の生地が最大の特徴です」と4代目社長の渡辺和雄(わたなべかずお)さん(58)。那須御用卵を使い、満月のように丸く焼き上げた生地の中には、北海道産の粒あんが入っている。「和菓子離れが進む若者にも手を伸ばしてもらいたい」との思いから、こくのあるクリームチーズも。ふんわりもっちりした生地と素材の相性が絶妙だ。

 愛月堂は、渡辺さんの曽祖母が明治37(1904)年に創業。屋号の由来は定かではないが、「お菓子は母から子へ愛情を込めて作るもの。そのような気持ちを商品にも込めている」という。

 店から名前を取った商品は初めてで、「それだけに自信がある一品です」と渡辺さん。歴史と伝統のある和菓子店に、新たな看板商品が加わった。

 ◆メモ 本店(中央店)は那須塩原市中央町1の13。午前8時半~午後7時。(問)0287・62・0018。黒磯駅前店、西那須野店など6店舗でも販売。