【カフェ巡り】茶亭 帰去来(栃木)

【カフェ巡り】茶亭 帰去来(栃木)

 栃木市中心部を走る蔵の街大通り沿いという好立地。見世蔵風の趣ある木造建物を活用し、ことし6月にオープンした。

 マスターの水沢公多郎(みずさわこうたろう)さん(60)が脱サラして開業。「昔から手作り料理を振る舞うのが好き。飲食店が夢だった」と、1人で切り盛りする。店名は「帰りなんいざ 田園まさに荒れなんとす」という陶淵明(とうえんめい)の漢詩「帰去来辞(ききょらいのじ)」から取った。

 かつて線香店だった空き店舗を改装。座敷の天井は船底となっている。年季の入った柱や白壁、振り子の時計、アンティークのストーブ、透かし彫りの欄間など一見アンバランスながら、不思議と見事に調和。ゆったりした空間が広がり、つい長居したくなる。

 こだわりは18歳から習っていた抹茶(480円)。キーマカレー(600円)やホットサンド(500円)も人気だ。

 「近所の人のたまり場」をイメージしたが、一見の女性客が多いという。コーヒーと紅茶は2杯目から150円引き。「皆さんにゆっくり過ごしてもらいたい」と笑みを浮かべた。

 MEMO 栃木市泉町11の3。午前10時半~午後6時半。水曜定休。(問)0282・25・7272。