【続 北の味めぐり】「酒種まんじゅう」酒種まんじゅう本舗(塩谷)

【続 北の味めぐり】「酒種まんじゅう」酒種まんじゅう本舗(塩谷)

 もち米とこうじを合わせ、発酵の力を使って仕上げる「酒種(さかだね)まんじゅう」。季節に応じた温度や湿度の管理が必要で、作るのに要する3~4日はかかりきりに。通常のまんじゅうに比べ技術や手間がかかる。

 二つに割るとほのかな香りがし、口に入れると何個でも食べられそうな気になる。1個75円。店名になっている看板商品だ。

 2代目店主の斎藤秀一(さいとうしゅういち)さん(53)がレオン自動機勤務時代の上司だった初代店主藤田裕(ふじたゆたか)さん(71)から昨年1月、店を受け継いだ。

 斎藤さんは製菓会社を経て4年前に独立。日光市藤原に菓子店「かめや」を開いた。その後、先に菓子店を開いていた藤田さんから「後継者に」と請われ、6カ月間、商品の作り方を伝授された。

 斎藤さんは「こだわりの酒種まんじゅうについて、材料の配合や温度管理などを毎日研究した」と語る。

 酒種まんじゅうのほか、利久まんじゅう(45円)や、くるみゆべし(75円)、よもぎ大福(75円)などの他の商品目当ての固定客もいて、矢板市や大田原市などからも訪れる。

 地域住民からはお盆やお彼岸用のお菓子の注文もある。地元密着が信条の店だ。

 ◆メモ 塩谷町船生5892。午前9時半~午後5時。木曜定休。(問)0287・47・0647。