【続 北の味めぐり】「スクランブルスト」ノイ・フランク アトリエ那須(那須塩原)

【続 北の味めぐり】「スクランブルスト」ノイ・フランク アトリエ那須(那須塩原)

 緑に囲まれた別荘地にひっそりとたたずむソーセージ専門店。ショーケースには約20種類のハムやソーセージが並ぶ。店長の小出秀夫(こいでひでお)さん(60)は「全て手作りで、塩分や香料を減らしている。肉本来の味を感じてほしい」と話す。

 小出さんは東京芸術大を卒業後、東京都国立市で姉が経営するソーセージ店「ノイ・フランク」を手伝う中で作り方を覚えた。2010年5月、那須に出店。金属工芸などの作家活動もしていることから、国立市の店名に「アトリエ那須」を付け加えた。

 店内にはイートインスペースも併設。ことし5月、店誕生5周年を機に「スクランブルスト」(600円)を売り始めた。ごちゃまぜの意味の「スクランブル」とドイツ語でソーセージを意味する「ブルスト」を組み合わせた。ピタパンにローストビーフやソーセージなどを挟み、レタスやトマトなどをトッピング。肉の甘みと野菜の食感が同時に楽しめ、食べやすい一品だ。

 全ての商品に防腐剤は使わない。添加物も極力控えており、無添加の物もある。

 「大手にはできない物を作りたい」。その言葉には作家にも通じる“創作”へのこだわりが垣間見えた。

 ◆メモ 那須塩原市西岩崎233の57。販売は午前10時~午後6時。イートインは午前11時~午後8時(午後6時以降は要予約)。水、木曜定休。(問)0287・74・6255。