【カフェ巡り】カフェ ゼロ(小山)

【カフェ巡り】カフェ ゼロ(小山)

 苦みを求めた真剣勝負の一杯に神経を注ぐ。

 店主の宮田昇(みやたのぼる)さん(64)は脱サラし、2000年に店を構えた。

 資生堂経理部門に所属していたサラリーマン時代は、日に20~30杯も飲む大のコーヒー好き。妻芳子(よしこ)さんの反対を押し切って一大決心した。宮田さんは「無理やりです。でも支えてくれて感謝しています」と笑顔を見せる。

 「出来上がりの温度が熱い」として、抽出はサイホンにこだわる。お勧めは「ゼロブレンド」(300円)。「薄いのは出したくない。とにかく苦いコーヒーです」という。

 開店以来、価格は変えていない。コーヒー付きのランチセットも500円台に抑えている。原材料高騰や消費税増税で値上げも考えたが、「趣味が高じて始めた喫茶店。正直、もうけようという気持ちはありません。生活できるレベルで続けられればいい」と消費者目線も大切にする。

 テーブルの間隔はゆったりめに配置し、ガラス張りの店内は落ち着いた時が流れる。宮田さんは「コクと苦みにこだわった自慢の一杯をじっくり味わってください」。

 【メモ】

 小山市小山78の10。午前11時~午後8時。木曜定休。(問)0285・31・3422。