【続 北の味めぐり】かたやきそば 中華料理 香雅(こうが)(日光)

 40度弱の低温のラードにラーメン用の細麺を入れ、温度を徐々に上げ形を整えながらキツネ色に揚げる。程よいパリパリ感になった麺の上には、キャベツやハクサイ、ニラなどの野菜をふんだんに使った熱々のあん。香ばしさと野菜のうま味が絶妙の「かたやきそば」(750円)は、県外からのリピーターも多い人気メニューの一つだ。

 店主新井洋成(あらいひろなり)さん(47)の父靖朗(やすお)さん(81)が開業してことしで50年。靖朗さんが修業した東京都内の中華料理店の店名をのれん分けしてもらった。かたやきそばは開店時からの看板商品。麺の揚げ方やあんの味付けも、親から子へ半世紀を経て今に受け継がれる。

 「いきなり高温のラードに入れると、麺がサクサクし過ぎちゃうんですよ」と洋成さん。好みでお酢やからしを使うと、また味に変化が生まれる。通常サイズでも十分なボリュームだが、麺2玉の大盛り(1千円)と3玉の特盛り(1300円)もある。

 「特盛りは3人ほどでシェアすればかなりお得ですよ」とサービス精神も欠かさない。メニュー表にはない「特別メニュー」が店内のどこかに表示され、気付けば注文できる。遊び心も満載の町の中華屋さんだ。

 ◆メモ 日光市鬼怒川温泉大原1389の1。午前11時半~午後3時、同5~8時。木曜定休。(問)0288・77・1360。