【この店この逸品】「黒糖さぶれ」とらや弥生(宇都宮)

 サクッとした食感とともに、黒糖の風味が口いっぱいに広がる。店の看板商品として、子どもから高齢者まで幅広い層に親しまれている。

 大学卒業後、京都の老舗和菓子店「末富」で修業した柿沼克弥(かきぬまかつや)さん(48)が7年前に店をオープンした。当初は修業を生かした上生菓子など伝統的な和菓子のみの販売だったが、「たくさんの人に喜んでもらえる商品を作りたい」と試行錯誤。和の中に洋のテイストを入れた黒糖さぶれを完成させた。

 さぶれは、全行程が職人2人による手作業。数種類をブレンドした国内産の黒糖を生地に入れて焼き上げる。黒糖の風味を十分に味わえるよう、パウダー状の黒糖を生地表面にもかけているのが特徴だ。

 定番の四角形に加え、月見をイメージした秋の「つきうさぎ」、冬の「クリスマスツリー」など季節限定デザインも登場する。柿沼さんは「洋の要素を入れても季節感を感じられる和菓子の良さを大切にしたい。食べる人を楽しく、幸せな気持ちにできれば」。

 ▽メモ 「黒糖さぶれ」は1枚100円(税込み)▽宇都宮市下岡本町2130の5▽(問)028・666・0530▽営業時間 午前9時~午後7時▽定休日 水曜日