大型ホテルの新築予定地

塩原温泉郷で約30年ぶりとなる大型ホテル新築予定地=12日午後、那須塩原市塩原

大型ホテルの新築予定地 塩原温泉郷で約30年ぶりとなる大型ホテル新築予定地=12日午後、那須塩原市塩原

 那須塩原市の塩原温泉郷に2020年秋、新築のリゾートホテルがオープンすることが16日までに分かった。89室、収容人数366人の大型ホテルで、市商工観光課によると同温泉郷での大型ホテル新築はバブル期以来約30年ぶりという。同温泉郷の旅館・ホテル1施設当たりの宿泊者数は、一時の減少から増加に転じており、新たな拠点施設の開設はさらなる誘客への弾みとなりそうだ。

 「ドーミーイン」などビジネスホテルや学生寮などを全国展開し、県内では那須町で「ウェルネスの森 那須」を経営する共立メンテナンス(東京都千代田区)が手掛ける。名称は「那須塩原温泉 蓮月(れんげつ)」。

 ホテルは同温泉郷の塩の湯地区の旅館跡地に建設。約1万2900平方メートルの敷地に、鉄筋コンクリート地下1階、地上5階建て、延べ床面積約6700平方メートルの本館棟、木造平屋の離れ棟2棟、木造2階1棟などを建築する。泉質は塩化物泉。総工費は約40億円。来月、建築着工する。

 箒川支流の鹿股川沿いの谷あいというロケーションを生かし、全客室に露天風呂を設ける。市道から25メートル下りた場所に本館があり、市道脇の「迎えの間棟」と本館2階とをモノレールで結ぶ。

 共立メンテナンスの石塚晴久(いしづかはるひさ)会長(71)は「13年越しの計画。自然の中に身を委ねて癒やされるこの土地に造りたかった」といい、「ホテルを通じて塩原温泉の良さを知ってもらい、地域の発展につながればうれしい」と話す。地元を中心に50、60人程度を雇用する考えという。