【続 北の味めぐり】黒羽みそラーメン 中華料理 華園(大田原)

【続 北の味めぐり】黒羽みそラーメン 中華料理 華園(大田原)

 細い麺からほのかに香る小麦の風味と、黒羽地区のみそ商店が製造したみそを使ったコクのあるスープが楽しめる「黒羽みそラーメン」(880円)。

 店主の山本正男(やまもとまさお)さん(54)と妻利恵子(りえこ)さん(49)が、2005年に先代から代替わりした際、「安全安心のために」と残留農薬の心配が少ない県産小麦を使った麺の開発を始めた。

 県産小麦「タマイズミ」は粘り気となるグルテンが少ないため切れやすく細長い麺にするのが難しい。正男さんと、食品開発の仕事をしていた経験を持つ利恵子さんが協力し、湿度や温度なども細かく計算しながら試行錯誤。約1年かけ、着色料と防腐剤不使用で、県産小麦にこだわった中華麺が完成した。

 2人は、生まれ育った土地の食べ物がその人の体に合っているという意味の「身土不二」という言葉を大切にラーメン作りに励んでいる。そのため、コストや手間がかかっても県産小麦で自家製麺をし、食材はほとんど地元黒羽産を使う。

 利恵子さんは「体にも良いんだよ」とラーメンを食べるお客に笑顔で声を掛けながら、夫婦で作り上げたラーメンを提供している。

 ◆メモ 大田原市大豆田210の1。午前11時半~午後1時半、午後5時半~7時。不定休。(問)0287・54・0578。