オカリナを手に、6年生の児童を指導する石塚さん

オカリナを手に、6年生を指導する石塚さん

オカリナを手に、6年生を指導する石塚さん

オカリナを手に、6年生の児童を指導する石塚さん オカリナを手に、6年生を指導する石塚さん オカリナを手に、6年生を指導する石塚さん

 【茂木】今春逆川小を卒業する6年生20人が20日、同校で自ら手作りしたオカリナを使い卒業記念の演奏を披露する。地域の人材として元校長がボランティアで制作と演奏指導を行う「逆川オカリナプロジェクト~オカリナが響く逆川~」。初の取り組みに教師たちは「達成感と思い出を胸に巣立ってほしい」と期待している。

 益子中などで校長を務めた小山、オカリナ奏者石塚正美(いしつかまさみ)さん(63)が、小松崎正訓(こまつざきまさくに)教頭と職場を共にした縁もあり発案。昨年同校で開いた演奏会に続き、卒業制作でオカリナを作るという児童の思い出づくりを手伝うことにした。

 昨年12月17日、石塚さんの手引きで午前中かけて粘土からオカリナを制作。石塚さんが10日間ほどかけ調音と焼成を行った。1月に2日間、3、4校時を使って「夕焼小焼」「ふるさと」などの曲を練習した。使うのは児童の名前が彫り込まれた世界に一つの「マイオカリナ」だ。

 20日に同校体育館で開かれる保護者会全体会で、石塚さんと、伴奏する妻昭子(あきこ)さん(58)のオカリナ演奏会で「夕焼小焼」「ふるさと」の2曲を協演。練習の成果は下級生と父母らに披露される。

 石塚さんが学校単位でオカリナ作りから指導したのは初めて。「児童が作ったオカリナは一つだけで、思いがこもっている。20本音が出るようになって良かった。当日は音楽の楽しさを伝えたい」と話した。

 児童は朝の時間などでも意欲的に練習を続けてきた。担任の松島広典(まつしまひろのり)教諭は「子どもたちは自分で作ったもので親に感謝を伝えたり喜ばせたりできたらと思っている。いい思い出になる」と話した。