【カフェ巡り】Cafe FUJINUMA(小山)

【カフェ巡り】Cafe FUJINUMA(小山)

 「ラジオは日立」、「東芝ランプ」。外塀には古めかしい看板が並ぶ。昭和初期に建てられた文化住宅を利用した「昭和カフェ」は、その名の通り古き良き時代を体感できる癒やしの空間だ。

 インテリア業を営む酒井敏子(さかいとしこ)さん(49)が古美術商の夫、稔(みのる)さん(56)とオープンし、ことしで10年目。敏子さんは「昭和を知る人には懐かしさを、知らない人には新鮮さを感じてもらえたらうれしい」と話す。

 昭和モダンをテーマに、調度品はイスやテーブル、コーヒーカップなど昭和初期のものをそろえた。店内には米国RCA社の1927年製スピーカー「フラワーボックス」からジャズが流れる。「かつて使われていた『本物』に触れてほしい」と、当時の化粧品や扇風機なども並んでいる。

 コーヒーは深いりの「美蘭(ミラノ)」やブレンドの「巴里(パリ)」など当時の呼び名をイメージ。昔ながらの作り方をする「昭和カステーラ」が人気だ。

 ゆったりと流れる時間。現代にはない「何か」が見つかるかもしれない。

 ▽メモ 足利市江川町546の1。午後1時半~7時。月曜定休。(問)0284・44・1928。