「栃木」の旗を振り、選手に声援を送る栃木SCのサポーター=昨年2月25日、大分との開幕戦より

 サッカーJ2栃木SC(橋本大輔(はしもとだいすけ)社長)が2009年度のJリーグ参入から10年が経過したことを踏まえ、チーム名変更の検討を開始したことが15日、分かった。新たな名称の決定方法や使用開始の時期は現時点で固まっていないが、クラブ側は17日に宇都宮市内で開催するサポーターとの意見交換会の席で方針を説明する。

 橋本社長は下野新聞の取材に対し、「今季はJリーグ参入から11年目とクラブとして新たな段階に入る。このタイミングで今後10年を見据えた新たな歴史をつくっていきたいと思った」とチーム名変更の検討に入った意図を説明。2017年にJ2再昇格を決めた際、サポーターやスポンサーから『愛称を付けないのか』などの提案が数多く寄せられたことも決断の決め手となったという。

 栃木SCの前身「栃木蹴球団」は1946年に誕生し、80年には栃の葉国体出場メンバーを中心に「栃木教員サッカークラブ」が発足。94年から教員以外の一般社会人にも門戸が開かれ、現在の「栃木サッカークラブ(SC)」になった。

 その後はカテゴリーが変わっても名称はそのままで来たが、日本フットボールリーグ(JFL)に所属していた2006年にはJリーグ準加盟申請を行った時期に新チーム名を公募。2500件を超す応募があったものの変更に反対する声も多く、白紙となった経緯がある。

 クラブが主催するサポーターとの意見交換会「第1回フューチャーカンファレンス」は17日午前10時から、宇都宮市駒生1丁目のコンセーレで開かれ、橋本社長らクラブ幹部が出席する。参加自由で事前申し込みは不要。橋本社長は「変更ありきではないが、丁寧にクラブの考え方を説明していきたい」と話している。