5坪ほどの三角形の間取りにカウンター7席のみ。ことし4月、県庁のすぐ東側にオープンしたイタリアンバルは、「狭さが落ち着く」と早くも人気を呼んでいる。
オーナーの落合稔(おちあいみのる)さん(37)は「イメージはイタリア版の赤ちょうちん。ふらっと立ち寄れる店にしたかった」とあえてこの場所を選んだ。腰掛ければ、腕を振るう姿はすぐ目の前。うっとりと眺めながら、オススメを頼んだ。
まずは前菜おまかせ盛り合わせ(税別1千円)。この日はアンチョビポテトや自家製わさびタラコなど数種がワンプレートに盛られ見た目も鮮やか。
グラスワインは赤白5種類ずつ。「焼酎もあるな」と黒板メニューをにやにや眺めていると、宮っ子には見逃せない一品を見つけた。イタリアン餃子(ぎょーざ)(同600円)。迷わず注文だ。
あんはポルペッティというイタリアの肉団子で、レーズンや松の実、チーズなど風味豊か。宇都宮とイタリアのマリアージュやぁ。
狭いけど心地よい。病みつきになる空間だ。