【続・北の味めぐり】はちみつ 玉生美蜂場(塩谷)

【続・北の味めぐり】はちみつ 玉生美蜂場(塩谷)

 塩谷町役場西側の県道沿い。味わいある構えの店内に入ると、陳列棚にサクラやエゴの木、フジなどさまざまな花のはちみつの容器がずらりと並ぶ。

 同店の小野田裕一(おのだゆういち)さん(30)は2代目。機械設計の会社勤めを辞め、5年前から父の正(ただし)さん(62)と店を切り盛りしている。

 県産はちみつの自家採取に父子ともにこだわる。店には名水百選の尚仁沢湧水を訪れる首都圏の観光客が口コミで訪れる。地元スーパーのほか、評判を聞きつけた担当者の依頼で下野市の道の駅しもつけでも販売している。

 店は正さんが44年ほど前に始めた。開花状況や天候に影響を受けるため、生産量は簡単には増やせず、年によって変動する。自然の変化に神経を使う仕事だ。

 裕一さんは「ことしはサクラが豊作。通常1回の採取が3回できた。牛乳やヨーグルトなど乳製品に合わせてもおいしい」と話す。

 店頭では味見もできる。サクラは甘酸っぱい香り、エゴの木やアカシアはさっぱりした口当たりが特長だ。

 ◆メモ 塩谷町玉生662。午前8時半~午後6時。不定休。(問)0287・45・0371。