【続・北の味めぐり】水彩画のような上生菓子 和菓子処 美与志堂(那須烏山)

【続・北の味めぐり】水彩画のような上生菓子 和菓子処 美与志堂(那須烏山)

 草花が潤う6月。ショーケースの中にはアジサイやアヤメ、ホタルなどを模した、梅雨や初夏を感じさせる生菓子が目を楽しませてくれる。淡い青や紫、緑といった色合いが水彩画のように美しい。

 「季節を先取りし、お客さんにさりげなく四季の移ろいを楽しんでもらえれば」と言うのは「和菓子処 美与志堂(みよし堂)」3代目の斉藤誠治(さいとうせいじ)さん(44)。大学卒業後、菓子の専門学校で学び東京都文京区の老舗菓子店で5年修業、1999年に店を継いだ。

 それまで焼き菓子やせんべいなどが中心だった美与志堂に、修行で学んだ茶道などで用いられる上生菓子を追加。上生菓子は白あんと牛皮を混ぜた練り切りや砂糖、かんてん、色粉、金箔(きんぱく)などを使って作る。赤や黄、緑(濃・薄)、青の5色の色粉を混ぜ合わせ、淡くはかない色を菓子に重ねかんてんで飾る。上生菓子は1個120~150円。

 季節の上生菓子は約1カ月交代で四季折々の草花に代わる。「春、初夏、秋、冬と菓子も表情を変えます」と斉藤さん。食べる前に思わず見入ってしまいそうだ。

 ◆メモ 那須烏山市中央2の3の18。午前8時~午後7時。第1、3月曜定休。(問)0287・82・2244。