【カフェ巡り】録ミュージアム&カフェ

【カフェ巡り】録ミュージアム&カフェ

 新緑に囲まれた敷地に足を踏み入れると、市街地であることを忘れるほど穏やかな時間が流れている。

 小山城南中近くの「録ミュージアム&カフェ」は、2010年に開店。日本建築家協会賞をはじめ多数の賞に輝く建築家中村拓志(なかむらひろし)さんの設計で、曲線で形作られた輪郭が特徴だ。オーナーの塚田享子(つかだたかこさんは「建物そのものが宝箱」と話す。

 00年に70歳で亡くなった塚田さんの父録(ろく)さんは生前、県内ゆかりの画家らの作品を多数所蔵しており、「芸術好きな人が集える場が小山にもあれば」と話していたという。思いを受け継いだ塚田さんが実現し、季節ごとに録さんの収蔵品を展示している。

 料理担当は享子さんのいとこ上野光子(うえのみつこ)さん。「主婦が作る家庭の味」を大切にし、週替わりの「森のランチ」やハヤシライスを提供する。

 店内に時計や天井照明がないのは、塚田さんの「大人が一人の時間を過ごせるように」との気遣いから。「宝箱」の中には、家族や来場者を思いやる心が生み出した「宝物」がたくさん詰まっている。

 ◇メモ 小山市東城南2丁目23の5。午前11時~午後5時。月曜定休、日曜不定休。カフェは3時まで、火~土曜。電話0285・28・0707。