【この店この逸品】生クリームあんパン 温泉パン(さくら

 かみ応えのある大きめのパンに粒あんと生クリームが詰まっている。あんと生クリームの控えめな甘さをパンの塩気が引き立てる。ボリュームと味で、各種ある「温泉パン」でも一番人気。並べれば午前中で売り切れる。

 2011年に社名を商品名と同じ「温泉パン」に変更し、国道293号沿いの直営店を改装した際、社長の稲沢一義(いなざわかずよし)さん(56)が「目玉商品に」と考案した。

 あんは、こしではなく粒。小豆は北海道産。特にこだわったのが甘さで、控えめにした。手作りの生クリームをたっぷりと入れる。

 「温泉パンだ」と称するパンダの焼き印を入れてメーンの商品であることを示す。店舗改装は大きな賭けだっただけに「売れるかどうかハラハラドキドキだったが、売れた。ありがたかった」。

 「温泉パン」は職人が食パンの生地を丸めて焼いて、おやつにしていたのを、先代社長が食べて気に入ったのが始まり。三十数年前、喜連川で温泉が出たのを記念して名付けた。「ふんわり柔らかではない。かといってフランスパンのように硬くはない」。通販で年に2回以上買うリピーターが6万人ほどいるという。

◇メモ 「生クリームあんパン」は1個185円(税込み)▽さくら市早乙女95の6▽電話028・686・1858▽営業時間 午前9時~午後6時▽定休日 年末年始のみ