【よるのみや】 古舎 また「帰りたくなる」味わい

【よるのみや】 古舎 また「帰りたくなる」味わい

 鈍い光沢を放つアーリーアメリカンスタイルの調度品、心地よいカントリーミュージックと言えば、釜川周辺で唯一無二の存在。1995年、大越幸造(おおこしこうぞう)さん(51)が直感で命名した店名は、20年の歴史とともに地域に溶け込んでいる。

 気の置けない仲間とのひとときには「ブルーチーズのピッツァ」(税込み890円)だ。薄生地にたっぷりのメープルシロップ。カリッとした歯触り、まろやかな甘みとチーズの芳醇(ほうじゅん)さが口中に広がるのがたまらない。

 甘い逸品の後にはあえて「角煮のオムレツ風」(同790円)。黄金色の卵にナイフを入れると、艶やかな角煮が顔を出す。濃厚な香りに鼻腔(びくう)をやられた仲間たちは、とろりとこぼれそうな卵に気遣いながら、角煮にむしゃぶりついた。

 「カウボーイの休憩所みたいでしょ」と妻の彰子(あきこ)さん(48)。どこか落ち着く雰囲気と独特の料理の味わいに、親子2代で通う常連もいるとか。下戸の自分がモジモジすると、目の前にはストロベリーのノンアルコールビール(同460円)。また帰りたくなる懐かしい家が、そこにはある。

メモ  宇都宮市中央本町1の2▽営業時間 午後5時~午前0時▽定休日 日曜、毎月第3月曜▽電話028・636・5700