有効期限が「平成34年」と記載された運転免許証の見本。新元号になっても期限までは有効だ(県警提供)

 5月1日の新天皇即位に伴う改元を前に、運転免許証の有効期限に関する問い合わせが県運転免許センター(鹿沼市)に寄せられている。平成は31年までとなるが、有効期限の記載が「平成36年」などとなっているためで、「このままで使えるのか」といった問い合わせが数件あるという。栃木県警は「元号が変わっても有効」とし、ホームページなどで周知を図る考え。また新元号表記などに向け、システム改修を進めている。

 県警運転免許管理課によると、免許証は新規取得のほか、3~5年の更新時などに発行。現在、更新などをすると、有効期限は「平成36年」などと記載される。更新済みの免許証にも「平成33年」などと記されている。昨年12月末時点の県内の免許保有者は約139万人で、有効期限は全て平成の表記となっている。

 2月上旬に免許を更新した栃木市、無職男性(71)の有効期限は「平成34年」。男性は「自分はややこしさは感じない。ただ、更新を忘れてしまう人がいるかもね」と話した。

 「平成のままで使えるのか」。同センターには昨年以降、問い合わせがある。同課は「元号が変わっても、免許証は有効で引き続き使える」と説明。免許証は紛失や盗難などの場合のみ再交付されるため、新元号の表記に変えるための再交付はできないという。

 改元後、有効期限を勘違いしないかとの懸念もあるが、同課は「平成の年数から30を引き算すると、新しい元号の年数に読み替えられる」と解説。平成36年の場合、30を引き算した「6」が新元号での有効期限になるといった形だ。

 免許証を巡っては昨年12月、道交法施行規則が改正、施行され、今後は元号と西暦が併記される。県警は新元号での免許証発行とともに、西暦表記に向けてシステム改修を進めている。