市民カフェ35番館の店内とスタッフら

 【那須烏山】中央2丁目の「市民カフェ35番館」が3月末で閉店する。市内の主婦らによるまちづくりグループが「市民や観光客の憩いの場所を作りたい」と2010年4月にオープンさせ、現在は70代~80代の女性7人が交代で週2日営業している。アットホームな雰囲気で常連客も少なくなかったが、10年目の節目を迎えることから「若い人たちにバトンタッチしたい」と閉店を決めた。

 オープンのきっかけは市まちづくり研究会のワークショップ。女性団体連絡協議会の有志らが市内の活性化などを考え、かつて喫茶店だった店舗を借り、カフェを運営することにした。

 飲食店経営の経験者がいない中、おいしいコーヒーの入れ方から学んだ。客の要望を受けて手作りケーキやランチなども提供するようになり、毎週のように訪れる人も増えたという。

 各種団体の打ち合わせなどで利用されることも多く、絵画や写真など市民の作品発表の場にもなった。

 代表の萩原宣子(はぎわらのぶこ)さん(74)は「カフェで人の輪が広がった。所期の目的は達成できたと思う」と話す。他のスタッフも「新しい経験ができた」「お客さんとのやりとりが楽しかった」などと振り返った。