【北の味めぐり】スコーン ぎんのふえ(大田原)

 田んぼに囲まれた民家の敷地内にひっそりとたたずむ店の中には、プレーンや抹茶、黒糖など20種類以上の優しい色合いのスコーン(1個95円~)が並ぶ。

 店主の寺田尚子(てらだなおこ)さん(37)が作るスコーンは「子どもやお年寄りにもおいしく食べてもらいたい」との思いから、しっとり柔らかく、ふわふわした食感が特徴。ホウレンソウやニンジンなど野菜を使った味が人気という。

 寺田さんは幼い頃からお菓子作りが大好きだった。高校生の時にホームステイした英国・スコットランドで、ホストマザーが作ってくれたスコーンの心温まる味に感動。「いつか自分もこんなお菓子を作りたい」と思った。

 現在8歳と5歳になった娘2人を育てる中で、子どもに安心して食べさせられる、材料にこだわったスコーンを趣味で作るようになった。「体に優しいお菓子を必要としている人に食べてもらいたい」と、3年前に自宅の隣に店を構えた。

 開店当時5種類ほどだったが、バリエーションは大幅に広がった。「今後も種類を増やし、お客さんに選ぶ楽しみを広げてもらいたい」と話している。(田中えり(たなかえり))

 ◆メモ 大田原市羽田581。店頭販売は土曜のみ、午前11時~午後4時。平日は予約販売。水、日曜定休。電話0287・23・8440。