【北の味めぐり】黒酒(くろさか)まんじゅう 湯沢屋(日光)

【北の味めぐり】黒酒(くろさか)まんじゅう 湯沢屋(日光)

 世界遺産「日光の社寺」の門前町商店街を代表する老舗和菓子店が創業210周年を記念して発売。酒まんじゅう独特のもっちりとした生地に黒糖の香ばしさが加わり、上品な甘さのあんと絶妙にマッチしている。

 酒まんじゅうは小麦の生地を柔らかく膨らませるため「こうじ」の発酵力を利用する。製造工程が酒造りに似ている上に出来上がったまんじゅうも酒の香りがすることから、酒まんじゅうと呼ばれるようになった。

 7代目の高村英幸(たかむらひでゆき)社長(51)が1日たつと皮が固くなってしまう酒まんじゅうの弱点を解消しようと目を付けたのが黒糖。2年間で数多くの種類を試した結果、沖縄県の与那国島と伊江島産をブレンドさせたものを使うことに決めた。約7日間をかけて仕上げる従来の酒まんじゅう以上に手間とコストが掛かるが妥協はしない。

 6個入りが880円で12個入りが1720円。ふたに付けた商品シールの「黒酒饅」の文字は日光観光大使の矢島想月(やじまそうげつ)さん(73)が手掛けた。観光客の間で早くも評判となっており、最近はアジア系の外国人にも人気だという。(生沢一浩(いけざわかずひろ))

 ◆メモ 日光市下鉢石町946。午前8時~午後6時。不定休。電話0288・54・0038。