【北の味めぐり】水ようかん 和菓子 福田屋(塩谷)

【北の味めぐり】水ようかん 和菓子 福田屋(塩谷)

 一切れほおばるとほどよい甘みが口の中に広がる。「余計な形容詞はいらない。ただおいしい」との反応が顧客から返ってくるとの話もうなずける。

 主人の福田秀雄さん(53)は「食感、口溶けがよいのが特徴。町内や近隣市町の直売所で販売を始めた効果で口コミで顧客が広がっている」と紹介する。

 材料は小豆あん、砂糖、寒天、食塩。砂糖は主にざらめ糖を使う。後味の良い甘みが出て食べやすくなるという。福田さんは「軟らかくしすぎても物足りなくなる。寒天の量を感覚で調整するのが重要で経験や感性が必要になる」と説明する。

 初代が明治時代半ばに店を開き、福田さんが4代目。宇都宮市や東京都内で修業を積み、26歳で帰郷した。水ようかんの味を改良し10年ほど前から直売所での販売を開始。特に年末の売れ行きがよく、1日最大300箱(一箱は500グラム、550円)を販売した。

 くさもち(1個100円)は地元産コシヒカリを自ら粉末にして使う。黒糖まんじゅう(1個80円)はしっとり感が特徴。仕事に「手間を惜しまない」ことを大切にしている。

 ◆メモ 塩谷町大宮2228の2。午前8時~午後6時。木曜定休。電話0287・46・0633。