茂呂山から連絡歩道橋を渡った後、直進して花木センターには入れなくなる

 【鹿沼】茂呂の市花木センターは遊歩道近くの球根が盗掘される被害などが出ているため、3月7日から園内遊歩道のコースを一部変更する。迂回(うかい)措置を取るほか、北側の茂呂山(192・6メートル)からは同センターの梅林園に直接入ることはできなくなる。現在、ウオーキング利用者もいるが、同センターは「防犯上のため。理解願いたい」としている。

 同センターによると、梅林園の遊歩道付近に職員が植えたユリ、スイセンの球根やクリンソウなどの植物が盗難に遭っている。特にユリは「これまでに植えた約1万球がほとんど残っていない」という。

 営業時間後、正門ゲートなどは閉鎖しているが、北側の茂呂山と連絡歩道橋でつながる同センター内の遊歩道は終日通行が可能となっている。

 このため防犯上の措置として、同センターの遊歩道は歩道橋の近くから戻るコースを設定。茂呂山から歩道橋は渡れるが、これまでのように直接同センターに入れず、一度市道の歩道を歩き、正門から入ることになる。出入り口の制限は、3月に梅林園で有料の「梅まつり」を計画していることも背景にある。

 同センターは周知のため、歩道橋など数カ所に早々と告知板を設置。ウオーキングを楽しむ市内の男性(67)は「趣旨は理解できるが、自然豊かで茂呂山からの素晴らしい遊歩道がいったん途切れるのは残念」と利用者の声を代弁する。同センターの御地合晋守(おちあいしんじ)理事長は「前々からの検討材料。少し不便になりますが、理解、協力をお願いします」と話している。