ヤンマー担当者(右端)の持つタブレット端末の操作によって無人で走るトラクター=13日午前、芳賀町

 農作業の省力化、効率化を見据え、JA全農とちぎは13日、芳賀町芳志戸の農地で、無人運転トラクターの実演会を開いた。県内の生産者約70人が参加した。

 実演会では、ヤンマー製の機種を披露した。ヤンマーなどによると、メーカー各社がモニター販売に取り組む中、ヤンマーは昨年10月、正式発売した。価格は最大の113馬力タイプで、1400万円程度。

 農地に立てたアンテナと車体のアンテナで位置を測位する。動きの精度は誤差3センチ。タブレット端末で、発信、停止、車速などの操作をできる。近くで監視が必要だが、無人運転トラクターを動かしながら、生産者はもう1台のトラクターを運転したり、他の農作業をしたりできるという。

 同町芳志戸、米麦農家関口正人(せきぐちまさと)さん(45)は農地集約化などを踏まえ「自動ロボットならコストを削減できる。より使いやすいようになってほしい」と話した。

 一方、生産者の意見を反映して開発された「JAグループ共同購入トラクター」の試乗も行われた。