【北の味めぐり】メンチカツ 大輪精肉店(那須烏山)

【北の味めぐり】メンチカツ 大輪精肉店(那須烏山)

 アツアツに揚がったメンチカツを頬張れば、サクッとした歯触り。たっぷり具の入った桃色の肉汁が口いっぱいに広がり幸せな気持ちになる。

 昭和の面影を残す大輪精肉店は1972年に創業。店主の大輪義美さん(66)と弟の昭夫さん(61)が約30平方メートルの店を切り盛りする。「注文を受けてから揚げる」。これがモットーだ。

 お薦めのメンチカツ(120円)の具は、国産豚ひき肉とジャガイモ、タマネギに隠し味のバターを加えた約80グラム。生パン粉をまぶし、約180度に熱した純正ラードで約7分間揚げる。「中火で具がレアっぽく揚げるのがこつ」と昭夫さん。メンチのほかにカレー味のコロッケ(80円)やハムフライ(薄90円、厚140円)などメニューは25種類ほどに上る。

 昔、学校帰りに立ち寄った子どもたちが大人になって、今は親子で訪れる。「この前も子どものころ食べた“大輪のメンチ”が忘れられないって、市外から買いに来たよ」と義美さんは笑う。

 2人は今日も“故郷のメンチ”を揚げている。

 ◆メモ 那須烏山市野上1162。午前10時半~午後7時。電話注文も受け付ける。日曜定休。電話0287・83・0534。