【この店この逸品】こっぺぱん ありくまぱん(下野)

 県産小麦粉「ゆめかおり」と天然酵母で作る「こっぺぱん」は、前日から冷蔵庫で長時間発酵させるのが特徴。もっちりとした食感と程よい歯応えが楽しめる。軽く焼き香ばしさを味わうのもいい。

 パンに、ジャムなどのフィリングを入れた「つけこっぺ」(1本180円~)も人気だ。甘さ控えめの手作りつぶあんや県産リンゴのジャムなどは手作り。ほかにもチョコクリームなど5種類ほどは毎回、用意しているという。

 店は、店主の小熊亜李さん(30)が趣味で作り始めたパンが友人の間で好評だったことから一念発起し、ことし10月にオープン。家事や子育ての合間を縫って作るため、営業は毎週金曜のみで予約も受け付けていないが、自宅に併設されたクリーム色の小さなパン工房は近所でも話題になっている。

 パン屋での修業経験がない小熊さんは「これまで何千本焼いたことか」とパン作りの苦労を振り返る。夫の博昭さん(36)も「とりつかれたように焼いていた」と目を細める。それだけに素材の味だけではなく、汗と涙の結晶が詰まった優しい味わいに仕上がっているコッペパンだ。

 ▽メモ 「こっぺぱん」は1本150円▽下野市上古山1838の2▽電話0285・53・8011(金曜のみ)▽営業時間 午前11時~午後4時(売り切れ次第閉店)▽営業日 金曜