【この店この逸品】関東風ひつまぶし うなぎの土用亭(鹿沼)

 初めはそのまま、少し食べ進めたら薬味やワサビを乗せて、最後はだし汁をかけてお茶漬け風に味わう。一度に3種類の食べ方が楽しめるひつまぶし。メニューへの導入を提案した若おかみ福田桐子さん(42)は「ひつまぶしになじみのない人にも、おいしさを味わってほしかった」と力を込める。

 うなぎの調理法は関東と関西で異なる。その一つが「蒸すか蒸さないか」。関東は素焼きした後に一度蒸し、再度焼く。ふっくらと厚みが出てジューシーな味わいになるという。

 ひつまぶしは名古屋名物で、調理法は関西風。しかし「絶対に受け入れられる自信があった」と、関東の調理法によるひつまぶしを提供する。半年間の試行錯誤の末、ことし4月、店のリニューアルオープンとともにメニューに加えると読みは的中。今では店で1、2位を争う人気メニューだ。

 毎朝取り寄せる愛知県一色産のうなぎは店内のいけすで泳がし、注文が入ってからさばくため、臭みがない。「うな重とひと味違ううなぎの食べ方を楽しんでほしい」と勧めている。

 ▽メモ 「関東風ひつまぶし」は2400円(税別)▽鹿沼市上石川1775の11▽電話0289・76・3535▽営業時間 午前11時~午後2時、同5時~同9時▽定休日 月曜(祝日の場合は翌日)