【この店この逸品】真岡の野菜畑 Trattoria COCORO(真岡)

 まずは青大根を口に運ぶ。シャキシャキとした食感と、鼻から抜ける土の香りが新鮮さを主張する。ほどよく酸味の効いたドレッシングが絶妙にうまみを引き出している。

 「真岡の野菜畑」は地場野菜にこだわった前菜だ。具材は季節や仕入れによって変わる。この日は青大根、ミニトマト、カリフラワーなど9種類の野菜と甘エビが並んだ。あえてニンニクなど香りの強い食材を使用せず、素材の味を生かす調理を心掛けているという。皿の縁にはタマネギと黒オリーブを乾燥させた自家製のプードルが散りばめられ、野菜と共に口に運ぶと、味の変化が楽しめる。

 オーナーシェフの若色謙次さん(37)は東京のホテルで経験を積んだ後、宇都宮のフランス料理店「オトワレストラン」で腕を振るった。久保記念観光文化交流館の開館に合わせ、この場所での独立を決意したという。

 店は10月29日にオープンしたばかり。単品メニューはなく、「真岡の野菜畑」はディナーコースの前菜。店名の「COCORO」は「素材を大切にし、真心を込めて料理と向き合う」という決意を表したという。

 ▽メモ ディナーは2400円~▽真岡市荒町1150の1▽電話0285・84・8008▽営業時間 午前11時30分~午後2時、午後5時~同7時30分(要予約)▽定休日 火曜(水曜はディナーのみ営業)