【北の味めぐり】季節の野菜カレー お里Cafe遊行茶屋(那須)

【北の味めぐり】季節の野菜カレー お里Cafe遊行茶屋(那須)

 深みのある茶色いルーに、小島のようなご飯が浮かぶ。トッピングは彩り豊かな揚げ野菜とゆで野菜。サクサク歯応えの素揚げゴボウがおしゃれ感を際立たせる、見た目も楽しい「季節の野菜カレー」(750円)だ。

 自家製手打ちめんの「遊行うどん」(750円)と並ぶ、ランチタイムの看板メニュー。素材のほとんどは、併設の農産物直売所から手に入る芦野産の米や野菜。さらさらしたルーは旬の野菜をたっぷり刻み入れ、5~6種のスパイスと一緒にじっくり煮込む。隠し味は沖縄の黒糖。野菜の優しいうまみに、甘みとコクを加えた。

 「芦野のおじいちゃん、おばあちゃんたちが丹精した作物のおいしさを伝えたかった」とほほ笑む店主の大平夏澄さん(34)。芦野出身で、以前は東京の下町、谷中などのカフェの運営に携わり、当時も古里の素材をメニューに使っていたという。

 松尾芭蕉ゆかりの遊行柳、周囲に広がる田畑と山々。大平さんは「1日ごとに季節の移ろいを感じられる、最高にぜいたくな地域。うちでおなかを満たした後は、のんびり芦野の自然や文化に触れてほしい」。

 ◆メモ 那須町芦野2584の3。午前10時~午後4時。ランチは午前11時半から無くなり次第終了。火曜定休。電話0287・74・1061(直売所と共通)。