【ご当地手土産】栗むし羊羹 草雲羊羹本舗(足利)

 幕末から明治にかけて活躍した画家・田崎草雲。晩年を過ごした足利市の「白石山房」周辺にはかつて、草雲の名を冠した店が軒を連ねていたという。

 現在でも、のれんが守られているのが「草雲羊羹本舗」。売り上げの約半分を占める「栗むし羊羹」は、3代目店主の海野博之さん(66)が約3年をかけて商品化した。同市内の土産品店などで売り切れが相次ぐ人気商品だ。

 あんは、厳選した北海道十勝産の小豆と、白ザラ糖を使用。クリをくるんだあんを蒸す際はフィルムに包み、直接蒸気に当てない。「あっさりとした食感に仕上げるため」という。

 素材そのものの味と香りを感じてもらおうと、添加物は一切使わない。全国菓子大博覧会の審査総長賞などを受賞している同商品だが、海野さんは「納得がいくまでまだまだ」と、細部にこだわり研究を重ねる。一つの道を究める姿勢は、草雲と深く通じている。

 ▽メモ 足利市緑町1丁目3261 電話0284・21・4771▽午前9時~午後7時 水曜定休▽価格 1個175円(税込み)