登り窯(写真奥)から出され、並べられる陶器

登り窯から焼き上がった陶器を出すメンバー

登り窯から出され並べられた陶器

登り窯(写真奥)から出され、並べられる陶器 登り窯から焼き上がった陶器を出すメンバー 登り窯から出され並べられた陶器

 【益子】資生堂ギャラリー(東京・銀座)のプロジェクトで、国際的に評価されている英国の建築家集団「アッセンブル」のメンバーが今月、芦沼の登り窯でオリジナル陶器を焼き上げた。「アートが日常を変える」をテーマに掲げる活動。気鋭の現代アートの担い手と益子の伝統が溶け合った。

 アッセンブルはロンドンを拠点にアートや社会学などさまざまなスキルを持ったメンバーが集まり活動。イングランド北西部リバプールの荒廃した通りを地域の人を巻き込み美しく活性化するモデルで、2015年、現代アートで権威ある英国のターナー賞を受賞した。一連のワークショップは今までにも陶器、木工家具作りを手掛けている。

 ギャラリーによると、資生堂初代社長福原信三(ふくはらしんぞう)(1883~1948年)は、社会や暮らしを豊かにする写真や都市美、風景美などを追求した。学芸員の伊藤賢一朗(いとうけんいちろう)さん(48)は「芸術の新たな有用性を見いだすことが、アッセンブルの活動と通底する」と指摘する。 

 1月16日~3月17日開催の展覧会「アートが日常を変える 福原信三の美学」に合わせ、アッセンブルメンバーら5人が来日。焼き物という工芸的産業が集積する益子に入り、活動することにした。