【北の味めぐり】いしがきかりー JOZO CAFE雪月花byHARUKOMAYA(那珂川)

【北の味めぐり】いしがきかりー JOZO CAFE雪月花byHARUKOMAYA(那珂川)

 時間を掛けて炒めたタマネギとすりおろしたニンジンやショウガ、リンゴなどをじっくり煮込んだルーの中に石垣島産黒毛和牛肉が転がる。素材の味を引き出した人気メニュー「いしがきかりー」(1050円・税込み)だ。

 店を経営するのは大正時代後期から続くみそ屋「はるこま屋」の4代目五月女清以智さん(54)。東京で環境問題などのフリーライターをしていたが1990年に家業を継いだ。手作りみそは東京の百貨店店などで扱われ好評だったが、東京電力福島第1原発事故の風評被害で売り上げが激減。2011年11月、みその対面販売と同時に食事も提供する現在のスタイルで町馬頭広重美術館に併設されている空き店舗に開店した。

 かりーはライター時代に環境問題を取材した思い出深い石垣島がヒント。環境保全型地場産業の育成を訴え続けた五月女さんは、同黒毛和牛と塩、町内で採れた米や旬の野菜を使い、うま味を凝縮したコクのある味を作った。

 五月女さんの人生を映し出したようなこだわりカレー。広重の浮世絵を鑑賞後、食べてみては。

 ◆メモ 那珂川町馬頭116の9。午前11時~午後4時。月曜と町馬頭広重美術館休館日が定休。1~3月は土日、祝日のみ営業。電話080・4350・8502(携帯)。