【ご当地手土産】知仁勇 吉甲堂(足利)

 「知仁勇」の文字が表面に施された直径約8センチのゴーフル。さくっとした薄焼き煎餅をかじると、クリームの甘さが口の中に広がる。

 土産物などを売る吉甲堂の木村幹衛代表(86)がこのお菓子を思いついたのは1988年。当時は昌平町の足利学校の目の前に店を構えていたことから「論語のまち足利にふさわしいお菓子を作りたい」として、論語の一節「知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は恐れず」をコンセプトにしたお菓子を作り上げた。

 クリームはプレーン、抹茶、コーヒーの3種類で、それぞれ「知恵」「仁愛」「勇気」をイメージしている。材料の抹茶は京都産を使い、コーヒーはブラジル産にこだわっているという。

 木村さんは「知・仁・勇の三つが調和することが人生で最も大事。お菓子を食べ腹に入れることで、文字通り身に付けてほしい」と笑う。

 味を楽しみつつ、孔子の教えに思いをはせることができる一品だ。

 ▽メモ 吉甲堂▽足利市通2の2の5 電話0284・21・1812▽午前10時~午後5時 日曜定休▽価格 10枚入750円(税込み)