【ご当地手土産】元祖芋ようかん 足利

 口に含むと程よい甘さが広がり、サツマイモをそのまま食べているような感覚になる。

 1899年、サツマイモ問屋だった初代がイモの余りを無駄にしたくないと、加工したのが芋ようかんの始まり。元は浅草で和菓子屋を営んでいたが、約10年後、足利に移転してきた。

 昔ながらの製法で作り続けており、使うのはサツマイモ、砂糖、塩のみ。機械化が進む現在でも手で皮をむき、芽を取っている。5代目代表の石川真城さん(40)は「手作業なので繊維が多く残り、サツマイモそのものに近くなる」と話す。

 主に使う品種は紅あずま。他に紅こがねや紅はるかも使用する。季節によって割合を微妙に変えて、できるだけ同じ味になるようにしているという。

 「安心して食べてもらえるよう、これからも味を変えたくない」と石川さん。100年以上の伝統を誇る自慢の一品だ。

 ▽メモ 舟定屋本店▽足利市通4丁目2812▽電話0284・21・3807▽午前9時30分~午後6時30分(水曜・第4火曜定休)▽価格1本630円