【この店この逸品】パン・ド・ミ ブーランジュリ・ア・ランシェンヌ(宇都宮)

 シンプル。でもどこか味わい深く、飽きさせない。この店のパンを1口食べると、そんな思いが頭に浮かぶ。

 店一押しの食パンは朝と昼の1日2回、約50斤が店頭に並ぶ。それでも夕方までには残らず売れてしまう人気ぶりだ。壬生町から定期的に買い求めに来る客もいるという。

 「特別な材料は何一つ使っていません。生地のこね方や焼きのタイミングが決め手」と語るオーナーの小林右司さん(44)。経験に裏打ちされた技術と自信が味を支えている。

 市内のフレンチレストラン「オーベルジュ」などでパン作りを学び、33歳で現在の店から約1キロ離れた住宅街の一角に店を構えた。

 「『普段のパンならあそこだね』と言われるパン作りを心掛けている」。開業から10年。その思いは変わらない。

 ことし2月、白沢街道沿いに移転。裏手には田園風景と男体山の眺望があり、将来レストランを併設するスペースも確保した。

 「パンとワインだけで大人の時間を楽しんでもらう。そんな店にしたいんです」。夢は膨らみ続ける。

 ▽メモ 「パン・ド・ミ」は1斤252円▽宇都宮市海道町515の1▽電話028・688・7886▽営業時間 午前7時~午後7時(日曜祝日は午後6時)▽定休日 月曜と第3火曜