【ご当地手土産】俵藤太 佐野

 佐野ゆかりの武将藤原秀郷の別名を冠した最中。60年以上の歴史があり、米俵を模した皮の中に、上品な甘さのあんこがたっぷりと詰まっている。秀郷が築いたとの伝説もある唐沢山城跡が3月、国史跡に指定されたことに伴い、手に取る人が増えているという。

 北海道・十勝産の大納言小豆、高級砂糖である「白双糖」を使用。水の質にもこだわりがあり、店の井戸から吸い上げた地下21メートルの水を一貫して使っている。

 機械には頼らない。「心を込めた手仕事でしか出せない味がある」。この道43年の2代目店主山本恭徳さん(77)が、1人で一日約100個を手掛ける。白あんが入った最中もある。

 味を絶賛する都内の有名百貨店から、商品の納入を頼み込まれたこともあった。好条件を提示されたが、「数多くは作れない。地元の需要を大切にしたいから断った」という。

 「唐沢山」の名が付いたどら焼き(1個160円)の人気も高い。最中と並ぶ看板商品だ。

 ▽メモ みかわや▽佐野市伊賀町85 電話0283・22・1158▽午前9時30分~午後6時30分 木曜定休▽価格 1個160円