【この店この逸品】オムライス カフェ ボナール(真岡)

 さながら抽象絵画のようだ。30年以上使い続けているMIKASAの丸皿に卵の黄とケチャップの赤が映える。店名はカフェでありながら、オムライスは1日20食ほど出ることもあるという人気メニューだ。

 とろとろの卵とケチャップが口の中で絶妙にマッチする。「飽きのこない王道の味を目指した」と語るオーナーの田上栄子さん。豚ひき肉を使ったケチャップライスの中にチーズを入れることで生み出す「違和感」に、確かなプロの技を感じる。

 店をオープンして35年。今の場所に移転して28年になる。常連だった高校生が結婚し、子どもを連れて来店することもあるそうだ。「店は続けられる限り、続けていきたい」と田上さんは笑う。

 店名の「ボナール」はフランスの画家「ピエール・ボナール」が由来。絵画が好きだった父の蔵書からとったそうだ。

 オムライスにはスープとサラダが付く。スープはコショウが香り、サラダは酸味がほどよく効いている。最後まで飽きずに食べられる工夫がうれしい。

 ▽メモ オムライスは1000円▽真岡市台町2481▽電話0285・84・6288▽営業時間 午前11時30分~午後8時(日曜は午後5時まで)▽定休日 第3土曜