【ご当地手土産】礦泉煎餅 栃木

 ほんのり広がる甘みとサクッとした食感。大正時代から変わらぬ薄焼き煎餅は、栃木市内外に多くのファンを持つ。

 その名の通り、群馬県安中市・磯部温泉の鉱泉水を使用。栃木市内の和菓子屋が共同で鉱泉水の権利を購入し、礦泉煎餅(こうせんせんべい)を売り始めたという。4代目の今井悦子社長(56)は「鉱泉水は炭酸、ミネラルが豊富。香ばしさは鉱泉独特のもの」と説明する。

 原料はシンプルで、鉱泉水に合う国産小麦粉2種類と砂糖のみ。かつては群馬県から水を運び店内で作っていたが、「水が新鮮な方がおいしいから」と、今は現地で生産する。

 煎餅そのものだけでなく、パッケージにも気を配る。その象徴が赤い丸缶。「割れないよう、しけないように。缶も含めての品質なんです」。栃木らしさを伝えようと先々代が始めた小箱の「蔵パック」(25枚入り)も好評だ。

 ▼メモ 山本総本店▽栃木市倭町7の13▽電話0282・22・4700▽価格1005円(丸缶35枚入り)