【北の味めぐり】「たっぷり野菜の唐辛子キーマカレー」大田原・アブラヤパン店

【北の味めぐり】「たっぷり野菜の唐辛子キーマカレー」大田原・アブラヤパン店

 トウガラシの粉を練り込んだ食パンにナスやパプリカ、キーマカレーソースなどを乗せたピザ風パン。一見、トウガラシパンに見えないが、食べると野菜の甘みの後にトウガラシの辛さがじわじわと広がる。

 1923(大正12)年創業、県北で1番古いパン店。トウガラシパンの販売を始めたのは8年前。4代目店長の駒場久美子さん(31)が横浜でパンの修業を終え店に戻って来た際、トウガラシで街おこしを進めていた大田原商工会議所から市特産「栃木三鷹」を使った商品開発を熱望された。

 当時売り出したのは、チョリソーとうがらしパンなど3種。味には定評があったが、購買層が限られることや東日本大震災発生で販売を停止した。しかし昨年夏、知人から野菜を大量にもらったことをきっかけに「野菜を使った新しいトウガラシパンを作ってみたい」と一念発起。「変わり種でなく、もっと日常的に食べてもらえるパン」をテーマに試行錯誤を重ね、昨年10月に販売を始めた。

 野菜は旬のものをたっぷり使用し、一人暮らしの学生や男性に人気だという。駒場さんは「新商品のアイデアがいろいろ浮かんでいます。パンを通して街おこしに貢献できれば」と話している。

 ◆メモ 大田原市山の手1の2の28。1個200円(外税)。午前9時~午後6時半。日曜、祝日定休。電話0287・22・2233。