【佐野】県内最古の地域陸上クラブ「佐野スパルタ倶楽部(くらぶ)」(須藤宏(すとうひろし)会長)が今年度、創立90周年を迎えた。栃木陸上競技協会とともに競技普及に取り組み、選手育成や審判技術の向上などにも励んできた。須藤会長は「先輩方が築いた歴史を礎に、市だけでなく県内の陸上がさらに発展するよう、これからもリーダーシップを取っていきたい」とさらなる飛躍を誓っている。
同クラブは1928年、佐野高陸上部OBらが地元の陸上競技を盛り上げようと設立。36年の栃木陸協設立と同時に登録加盟し、認定団体となった。これまでに競技普及や選手育成・強化に努める一方、先進団体として県内他地域のクラブをけん引してきた。