【この店この逸品】そばどろぼう いい里さかがわ館(茂木)

 「そばどろぼう」。何やら物騒な名前の食べ物の正体は、米とそば粉を練り合わせて焼いた一風変わった「そばがき」。多い日には1日150個ほど売れる人気メニューだ。

 炊いておかゆ状にした米とそば粉を1対1の割合で入れかき混ぜる。水分が飛んだらコロッケ型に成形し、串に通して焼き上げる。「特製ゆずみそ」をたっぷり塗れば「盗(と)ってもおいしい」そばどろぼうの完成だ。

 外側に軽く焼き目が付き、中の食感はもちもち。ユズの風味とみその甘辛さがさらなる食欲をそそる。いい里さかがわ館の篠田隆支配人は「米、そば粉、ユズ、みそ。材料はすべて茂木産です」と胸を張る。

 3年前、店のご飯が大量に余り、食糧難の時代をヒントにそば粉を混ぜて焼いたのが誕生のきっかけ。米とそば粉の配合割合や形状、塗る調味料など、スタッフが試行錯誤を繰り返し今の形になった。すべて手作業で作るため、数量限定で土・日・祝日とイベント時のみの販売というのが実に惜しい。

 ▼メモ 「そばどろぼう」は1個150円▽茂木町飯362の1▽電話0285・65・7555▽営業時間 午前8時30分~午後5時30分(そばどろぼうは10時ごろから提供)▽定休日 第1・3水曜日