【北の味めぐり】「ふわっとチーズ」那須烏山・ひらさわ菓子店

【北の味めぐり】「ふわっとチーズ」那須烏山・ひらさわ菓子店

 口に入れた瞬間、名前の通り、もっちりとした生地と那須烏山市産のイチゴジャム、クリームチーズ、生クリームがふわふわのブッセの味を醸し出す。

 和菓子の老舗店として1927年に創業。和菓子一級技能士でもある店主の平沢真さん(54)は3代目。代々伝わる「烏山銘菓 城主最中」は日光東照宮にも献上された。

 そんな和菓子の名店が洋菓子に力を入れるのは、店ののれんを受け継ぐために大学卒業し洋菓子の修業を積んでいた長男の諒太さん(28)が帰ってくるからだ。「親子で何かできないか。その第1弾が『ふわっとチーズ』。私が和菓子、息子が洋菓子、2人で店の看板商品を作りたかった」と真さんは言う。

 商品開発は主に諒太さんが手掛け、味のバランスを取るのに真さんがアドバイスした。約3カ月掛けてできた商品は子どもから大人までが喜べる一品となった。

 店は諒太さんが帰るのを機に12日にリニューアルオープン。一流のパテシェを目指す息子と父親の思いが新しい店の看板商品を生んだ。

 ◆メモ 那須烏山市金井1丁目10−13。定価1個150円(税込み)。午前8時~午後7時。不定休。電話0287・82・2627。