【ご当地手土産】足鏡 足利

 生地にアーモンドがびっしりと練り込まれている。パリッとした軽い食感とほのかな甘みが特徴の焼き菓子だ。

 オリジナリティーあふれる菓子作りに励むのは2代目店主の吉田良(46)さん。「商品を通じて足利の名前を広めたい」と、洋菓子のチュイールを和風にアレンジして開発した「あーもんど煎餅」をリニューアルした。

 商品名は「足利」という地名の由来の一つで、この地を治めたとされる「足鏡別王」から取った。「足利市の市章の形が菓子のイメージと重なり、命名のきっかけとなった」と吉田さん。丸みを帯びた市章は、この言い伝えから古鏡をモチーフに作られている。

 包装紙にもこだわりをみせる。市内の観光をPRしようと、足利学校などの観光名所をイラストと文章で紹介。視覚でも楽しんでもらえるよう工夫した。

 発売から5年がたち、商品の知名度も高まりつつある。昨年開かれた「第26回全国菓子大博覧会」では、観光庁長官特別賞を受賞した。吉田さんは「地元の人や観光客に愛される銘菓に育てていきたい」と力を込めた。

 ▼メモ 御菓子司 よしだ屋▽足利市朝倉町3丁目9の22 電話0284・71・5063▽月曜定休(祝日の場合は翌日)▽価格 1枚120円